さる 4 月 1 日付けで筆者の手元に LexBlog のレポート 「 FTC と FBI はサイバーセキュリティ詐欺の傾向と予防策に関するガイダンスを提供」 が届いた。 COVID-19 の発生とパンデミック化に対応して、いくつかの米国の連邦政府機関は、発生に関連する詐欺や詐欺行為の増加について警告を発表したというものである。 例えば、 FBI は最近の速報で、 COVID-19 対策のためのフィッシングメール、偽造の治療または偽機器の増加、および発生に関する情報を提供することを目的とした米国保健福祉省 (DHHS) の下部機関である疾病対策予防センター( CDC )からの偽のメールの増加について 警告 を発した。 また、連邦取引委員会 (FTC) ( 筆者注 ) は、 COVID-19 に関連する詐欺と戦うために取っている手順の 一般的な概要を発表 しただけでなく、ビジネスを標的とすることを観察した 7 種類の COVID-19 詐欺の具体的なリスト をも提供した。 今回のブログは、これらの詐欺の詳細と、 FBI と FTC からの最も一般的なリスクのいくつかから保護し、それに対処する方法に関するガイダンス内容を 仮訳 するものである。 1. FTC のサイバーセキュリティ詐欺と脅威の最近の傾向 FTC が事業者を標的とした 7 つの COVID-19 詐欺のリストには、以下の詐欺が含まれている。 (1) 「 公衆衛生」詐欺 ( “ Public health ” scams) : この場合、攻撃者は CDC 、世界保健機関(「 WHO 」)、または社会保障番号や納税者番号などの情報を求める他の公衆衛生組織からメッセージを送信するか、受信者に特定のサイトにリンクすべくクリックするか添付文書をダウンロードするように要求する。 なお、この手の詐欺に関し Barracuda Networks, Inc. 「コロナウィルス( COVID-19 )詐欺 : 企業は新しいフィッシング攻撃を受けている(メールセキュリティ)」 が CDC や WHO を騙る詐欺の手口と予防対策について詳しく解説している。 (2) 政府小切手詐欺 (Government check scams) : この場合
わが国のメディアの多くが海外メディアの受け売りに頼る一方で、わが国のThink Tankのレポートも中央官庁等の下請けが多い。筆者は約18年かけて主要国の法制研究、主要Think Tank、グローバル・ローファーム、主要大学のロースクール等から直接データ入手の道を構築してきた。これらの情報を意義あるものにすべく、本ブログで情報提供を行いたい。