約半年間、本ブログの新規の掲載は中断していた。別の分野のブログの原稿執筆に時間を割かれたいうことも理由の 1つであるが、約14年間本ブログの執筆を通じ、海外情報の入手や検索方法等につきひと区切りしたいという気持ちもあった。 今回、あらためて新規情報を提供する機会をあえて作った。 1月から2月にかけてわが国の主に日本海に面した地域で暴風雪被害のニュースが連日のように続く。一方、この現象は米国でも同様である。 厳しい冬の嵐は、米国全土で電力のない何百万もの家や企業を残している。電力を失った人は、ガソリン発電機などの代替電源に変わり、家庭の調理や暖房にプロパンや炭火焼きを使用する可能性があり 、 米国 連邦保健福祉省の感染症研究機関にあたる「 疾病 管理 予防センター(CDC) 」 は、一酸化炭素(CO)中毒の疑いの高い 兆候 を 対応し、 維持するために、最近の冬の嵐の影響を受けた地域の患者を見 る上で 医療従事者 に 2月17日に注意喚起 し ている。同じCOソースにさらされる可能性のある他の 人々 を特定し、評価する必要があ るためである。 今回のブログは、わが国でも無関心ではいられない重要な問題であることから、その概要を補足しながら 仮訳 するものである。 1.概要 CDCは2021年冬の嵐:一酸化炭素(CO)中毒の臨床医向けガイダンスを発布 (1) CO暴露の徴候と症状は可変的で非特異的である。 緊張型頭痛(tension-type headache )は、軽度のCO中毒の最も一般的な症状 2/18④である。CO中毒の他の 一般的な症状 は、めまい、衰弱、眠気、胃の不調、嘔吐、胸痛、および精神混乱である。 (2) 重度のCO中毒の臨床症状には、心臓血管および神経学的影響が含まれる。まず、:頻脈(tachycardia)、頻呼吸(tachypnea)、低血圧(hypotension)、代謝性アシドーシス(metabolic acidosis) (筆者注1) 、不整脈(dysrhythmias)、心筋虚血(myocardial ischemia)または心筋梗塞(myocardial infarction)、非心原性肺水腫(noncar...
わが国のメディアの多くが海外メディアの受け売りに頼る一方で、わが国のThink Tankのレポートも中央官庁等の下請けが多い。筆者は約18年かけて主要国の法制研究、主要Think Tank、グローバル・ローファーム、主要大学のロースクール等から直接データ入手の道を構築してきた。これらの情報を意義あるものにすべく、本ブログで情報提供を行いたい。